どうも、りんくる訪問看護ステーションに運営元であります、株式会社familink代表の金児です。
2022年4月1日にとうとうステーションを開設することができました。
これも私や運営スタッフを日頃から支えてくださるたくさんの方々のおかげです。
本当にありがとうございます。
今日は私がりんくる訪問看護ステーションにかける思いを書きたいと思います。少し文章が長くなりますが、お時間がある方はお付き合いください。
訪問看護ステーションとの出会い
私は理学療法士という資格を持っておりますが、在宅領域でお仕事をさせていただいた一番初めのお仕事が訪問看護ステーションでした。
当時社会人2年目であった私は、ご利用者様や当時の会社の上司、関連事業所様にお世話になり、臨床現場や日々の連携その他様々な経験を通してたくさん勉強させていただきました。
今は株式会社familinkという会社を経営していますが、起業のきっかけも訪問看護ステーションに勤務していた時から続けている”手つなぎ会”という勉強会であり、訪問看護ステーションに対する思い入れは非常に大きなものがあります。
こんな私を選んでいただけるか?
当時のことで鮮明に記憶に残っているエピソードの一つに、一人の利用者様が脳裏に浮かびます。
非常にはっきりと言われる方で、
「私はダメなものはダメというよ。」
と初回の介入時に告げられました。
今思えば当たり前のことであり、決しておかしなことではないのですが、社会人2年目の私はこのように利用者様から言われたこと自体が初めてだったのです。
それまで漫然と臨床現場に向かっていた私は、その日から
”自身の提供するサービスが本当に利用者様にとって満足していただけるサービスか?”
”利用者様に選んでいただけるサービスか?”
という問いを自分自身にするようになりました。
当時の私のサービスはその水準に達していたのか否かはわかりませんが、介入を重ねるうちに少しずついろんな話をしてくださるようになり、心を開いてくださったように感じたのです。
たくさんのセラピストの中から選んでいただけたわけではありませんが、少なくとも最低限納得はしていただけたのかな?と思えた経験でした。
この経験はこれまでの理学療法士として過ごしてきた自分自身の基礎のようになっているように感じます。
プロフェッショナルであれ
これは訪問看護サービスだけに限らず、弊社で展開している保険事業に言えることですが、保険事業の財源の多くは自分自身も含めた暮らす人の税金です。
税金を使っていただくことを認められたサービスであるということを意識しなければなりません。
このことを意識すると目の前の利用者様に説明しているようで、そのもっと先には税金を納めている納税者様がいるのです。
サービスの対象者である個人が納得すれば良いわけでなく、その先の納税者様にも納得してもらえるサービスを提供しなければいけないとも言えると思います。
この話を突き詰めても終わりのない話ですし、どこまでできれば納得できるのか?そんなものを決める尺度はありません。
だからこそ我々専門職は常に新しい知識を学び続ける必要があるし、情報をアップデートする責任があると考えています。
これらを含めて”プロフェッショナルであること”を大切にしています。
多職種連携で支える未来
今まで様々な介護保険事業を運営してきて、たくさんの課題に直面してきました。
その都度いつも思う”一つの場所で医療と介護の資源があれば良いのに。”
そんな思いを形にしたのが今回のりんくる訪問看護ステーションの開設です。
りんくる訪問看護ステーションは同敷地内にりんくるケアプランセンターとりんくるヘルパーステーションを併設しています。これが私がずっと思い描いていた形でした。
今日も訪問看護、訪問介護、ケアプランのスタッフによる職種を超えた活発なディスカッションがなされています。
今は走り始めで利用者様は多くないですが、この多職種での支援が利用者様が増えた時、必ずや大きな力になってくれると確信しています。
最後に
最高の仲間と立ち上げることができたりんくる訪問看護ステーション、これから彼ら彼女らが地域の困っている皆様の力になってくれると思うと非常にワクワクします。
ぜひ気軽にお声掛け頂けますと幸いです。
どうぞよろしくお願いします。
金児
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