皆さんは初めてのことが目の前にある時、何から取り組み始めますか!?
初めての出来事が起きた時、
”うわ!”と驚いたり、
”どうしよう!”と焦ったり、
”やったー!”と喜んだり、まずは何かしらの感情がわいてくると思います。
ただ、その後に感情に流されて行動や言動を発してしまうのはリスクが生じることも多々ありますよねー!
今日は訪問リハビリを通じて自分はどう対処しているのかをお伝えできればと思っています!
紹介が遅れました!りんくる訪問看護ステーションの田中智也です!
初めてのご自宅でのリハビリ
私は臨床経験でいうと10年ほど経つんですが、生活期にどっぷり浸かっている時期はありました。
ただ、唯一訪問の分野だけは経験がありませんでした。
訪問が嫌とかはなかったんですが、何故か今までご縁がありませんでした。
元々生活期でのリハビリ経験は長く、ご自宅での動作指導や生活行為向上マネジメントによる自宅リハビリも経験はありました。
なのでご自宅に入っていくことへの抵抗は全くありませんでした。
実際に4月から訪問によるリハビリを開始してみましたが、思った以上にすんなり自分自身違和感もなく進めていくことが出来ています!
ただ!一つ違うとこで頭を使うのが、リハビリをする上での環境面ですね!
これはかなり違いがありますねー!
以前から訪問リハビリで携わっている知り合いからも一番の違いは環境面であると言われ、その時は「そらそうでしょ!しょうがないでしょ!」と思ってましたが、いざ同じ立ち場になると改めて痛感していますね。
<今までの私の経歴>
1年目~3年目
ひたすらに病院でのリハビリで臨床漬け(泣きたくなるほど勉強した記憶がよみがえります…もう戻りたくないですね。笑)
4年目~7年目
生活期(入所、デイケア)でリハビリに従事しながら、組織マネジメントを学ぶ
8年目~10年目
管理職で現場(回復期リハやデイサービス)に出ながら、運営・管理と人材育成
11年目:りんくる訪問看護ステーションへ転職し、訪問によるリハビリ開始!
環境の違いを理由に”できない”と言わない
施設や病院と訪問の大きな違いの一つには必ず環境面が上がるかと思います!
それは仕方のないことです。
<病院の環境メリット>
広い、備品が充実、物療などの設備が充実している
<病院の環境デメリット>
自宅のイメージがつきにくい、どこまでいっても完全な環境の再現は難しい
*病院と自宅、どっちが良い悪いではなくどちらも臨機応変な対応が大事ですよねー!
<訪問のメリット>
自宅での動作練習が生活行為に直結する、本来の動きを確認することができる
<訪問のデメリット>
場所が限られる、個々によって使える物が違う、物療などの設備がない
ただ、本人の心身機能をいかに改善していくか、改善した結果どのようにADLもしくはIADLに汎化させていくのか、代償手段は何なのか、などリハビリに求められる結果は病院だろうが施設だろうが自宅だろうが根本は大きく変わりません。
環境の違いを理由にできないと言うのは一種の責任放棄になってしまいますよね。
環境が違うのであれば、どんな手段を取れば同等の効果を得られるのかを常に考えないといけないですよね。
確かにここは今まで環境面に恵まれていたなと感じます!
限られた資源でも同等の結果を出す!ここは常に肝に銘じながらリハビリには取り組んでいます!
これは普段の仕事にも応用できるなーと感じることも多いです。
仕事をする上でも、
”あれがあればこんなこと出来るなー”とか
”これがあればできるのに!”
と思うことは僕も多くあります。
そんな時、”でもここにはないから無理だな”で簡単に諦めてしまうのではなく、
”どうすれば同じような効果が得られるんだろうか…”、とか
”代替手段はないのか”
と考えるように切り替えます。
何か問題が起きた時や感じた瞬間は感情的にはなりますが、そこは一旦置いといて!
実際困っていることは何なのか、その部分に焦点を当てることで本質を捉えることができるので、他の手段や方法を冷静に考えることができると思います!
まとめ
りんくるでの訪問リハビリを通してですが、今まで情報レベルであったことが自分の身になって行っている感じがあります。
この経験はやはり、実体験を通さないと分からない部分なのかなとも思ったりします!
何事も経験はしてみないといけないなと思いますし、実際に経験して課題となった部分は感情的にならず、問題の本質を見る!
環境に嘆くのではなく、同じ結果を出すための行動は何なのかを常に頭において行動してきたいなと思います!
皆さん、どんどん暑くなってきましたがお互い倒れんように頑張っていきましょー!
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