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チームアプローチを可能にする関係性

こんにちは、代表の金児です。


開設から少し時間が経ち、仕事も少しずついただけるようになってきました。

7月からは女性のスタッフも増え、8月からはさらにもう一名女性の看護師さんが増える予定です。これからどんどん地域のニーズに応えていけるだろうなと楽しみに思います。


最近は素晴らしい地域の医師とお会いすることができ、これから地域で在宅医療のお手伝いができそうで非常にワクワクしております。


地域医療といえ他社様とのコミュニケーションを取りながら、チームアプローチをすることがマストではありますが、今日はそのチームアプローチについて書いてみます。




医師とケアマネジャーのダブル司令塔

弊社には通所介護(デイサービス)、ケアプランセンター、訪問介護、訪問看護、と事業所がありますが、利用者様を支えるチームを作る際には、これらの事業者に加えて、クリニック、福祉用具貸与事業所、歯科、栄養士、訪問リハビリテーション、通所リハ(デイケア)訪問入浴、などのサービス事業者を必要に応じて選びチームを作ります。


ここで作るチームで利用者さんを支えることをチームアプローチ、その日々の連携を多職種連携といった風に表すことがあります。


次はこのチームがどのように成り立っていくのかを解説します。


対象が介護が必要になった人である場合、まずは認定調査員による調査を受け介護どが決定し、ケアマネジャーがつくわけですが、この時点でケアマネジャーは介護事業者の司令塔とのポジションを担います。


ケアマネジャーはアセスメントに基づき、ケアプランを作成し、その上で必要なサービス選択を行います。介護事業者はこのケアプランに記載されたサービス提供目的に沿ってサービス提供がなされる必要があり、ずれが生じていないか毎月報告をケアマネジャーに上げる義務があります。


このアセスメントの中で医療的なサービスの必要性があるかどうかの検討がなされ、必要であれば訪問診療や訪問看護のサービスが選択されます。(もちろん選ぶのは利用者様です)


そして訪問看護や訪問リハビリのサービスが始めるには、医師の訪問看護指示書という書類が必須であり、そこでケアマネジャーとは違う医療的な側面の視点での司令塔が生まれます。


医師は医療的な側面から事業者に指示をだし、訪問看護等の医療事業者は指示に沿って介入しますし、その医療事業者はその報告を医師・ケアマネジャーに共有します。


その報告を受けて、ケアマネジャーは介護事業者に再度指示をだす、もしくは新たなサービスを検討します。支える利用者様の状態に合わせて司令塔が変化する(増える)ような感じです。




円滑な連携を可能にする日々のコミュニケーション

前述した通り、チームで連携をしていくわけですが、これがまぁ”言うは易く行うは難し”でして、事業者は各々日々忙しい中で時間を作っていきます。


大抵専属の担当者はいれど、他にもたくさんの利用者さんの支援をしながらになります。

どうしても連絡がつきにくい時や、話ができないことも多分にあるわけです。


それでも利用者さんの状況は刻一刻と変化しますから(医療ケアが介入しているケースは尚更)タイムリなー共有は必須事項と言えます。


そうなると

「忙しい中電話して良いかな?」

「ライン知らないしなー」

こんな感じの悩みが生まれるわけです。


今でこそ、MCS(medical care station)やLINEworks、chatworksなどのアプリも生まれ、連携がスムーズにはなりましたが、それでもこの日々の連携をスムーズに行うには、いかに日頃から顔の見える関係の中でお仕事をできるか?に尽きると思います。


チャットツールは便利ではありますが、どうしても文字のコミュニケーションになるので、冷たい印象を与えてしまったり、齟齬が生まれしまったり、コミュニケーションに関する弊害も生まれやすいものです。


その隙間を埋めるのが、顔の見える関係です。


言葉の主の顔を想像できるだけで、

「○○さん忙しかったのかな?」

「先生、急ぎすぎて誤字してるやん。」

こんな風に、背景を自身で補完することができると言えます。



最後に


忙しい日々が続くと、当たり前にとっていたコミュニケーションをおろそかにしてしまうことは珍しいことではありません。

その結果解釈の違いが生まれて勘違いをしてしまったり、ストレスを感じたりしてしまうこともあります。


これは自社の中でもあり得ることであるし、他社・他事業所であればより一層コミュニケーションエラーが生じやすくなります。


これを防ぐには前述したような、意識的なコミュニケーション機会を作ることはもちろんですが、相手も自分と同様に忙しい生活を送っており、お互い様であるというような理解も必要となります。


サービスを届ける先の利用者様に不利益がないように丁寧で優しいコミュニケーションをとっていけたら素晴らしいなと思います。


今日はチームアプローチをする上で、大切にしたい関係性の話をしました^^

それではまた!


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